ネットの世界からこんにちは。むぎです。
2022年も9月に差しかかり、だいぶ仕事や環境にに慣れてくる時期になりました。
今年もコロナウィルスの影響があったため、リモートで研修や仕事をすることになった方が多いと思います。
リモートのような、プライベート空間での作業は自由度が高い反面、他者からのフォードバックや他社員の行動の様子が見えないという欠点があります。
これは自分の仕事の進め方が正しいのかどうかを悩むことに繋がります。
そういった状況の中で、他者からフィードバックをもらうだけでなく、自分自身で自己の活動を振り返ることも非常に大切です。
本日はこのふりかえりの重要性と考え方についてご紹介いたします。
ふりかえりの重要性
そもそも、なぜ振り返りを行う必要があるのでしょうか。
まずはふりかえりの重要性について考えたいと思います。
結論から言うと、
自分自身の活動が目的やゴールを実現するために有効かどうかを確かめ、軌道修正を行うため
だと筆者は考えています。
わかりやすくするために具体的な例で考えてみましょう。
例として、体重を減らすために一ヶ月間ダイエットを行うとします。この場合、最終的なゴールは体重を減らし目標体重になることです。
では、体重を減らすためにダイエット方法を実践し、ふりかえりを行わないとどうなるのでしょうか。
この場合、毎日ダイエットを実践し、一ヶ月後に自分の体重を見た時に体重が減っていれば喜ぶ。
逆に、増えていたら落ち込むということになります。
つまり、結果によって一喜一憂されるだけになってしまい、なにが成功や失敗のファクターなのかということがわからずに終わってしまいます。
これは非常に投機的な行動です。
成功しても、失敗しても、なぜそうなったのかということがわからないままになってしまうため、
次にダイエットをする際の参考にすることもできないからです。
そうではなく、アクションの後にきちんと振り返りを行うことで、自分の体重変化を確認し、体重の変化があるかどうかを確認すること。
そして、変化がある場合は「どのような原因によって変化が起きたのか」ということを、ふりかえりの中で考えることが必要になります。
上記の例では、ダイエットでしたが、ふりかえりの重要性は仕事などでも同様です。
数年後にどういった姿になっていたいのか、自分のゴールはなんなのかということを明らかにし、そこに向けて日々仕事を行う。
そして、区切りのよいタイミングをチェックポイントとして、自身の仕事が目指しているゴールに向かっているか、仕事内容や方法は適切なのかを考えるといったようなふりかえりを行うようにしましょう。
こうすることで、自分の進むべき方向や道が適切かどうかの軌道修正を行うことが可能です。
このように、ふりかえりは非常に重要かつ、私たちの生活にのいろいろな場面に使える手法です。
何かを成し遂げたい、仕事で出世したいなど、自分の目指すべきゴールがある方は、ぜひ定期的に振り返りを行い、自分の行いを修正しながら活動するのが大切だと思います。
ここまではふりかえりの重要性についてご説明してきましたが、
次章では、ふりかえりを行う際に具体的にどのようなことを考えればよいのかについて、触れていきたいと思います。
振り返り時に考えると良いこと
前提として、ふりかえりをする上で大切なことがあります。
それは、事前に目標とゴールを設定しておくことです。
自分の目指すべき方向がどこなのかを明らかにするのが目標設定
特定の期間の中でなにを達成するのかを明らかにするのがゴール設定
です。
これらを設定しておくことで、ふりかえりの際に自分の行動が目標に沿っているか、ゴールを達成できたかどうかを判断することができるようになります。
また、目標とゴールを設定することのメリットは、上記以外にもあります。
期間内にゴールを達成しようとすると、日々の活動において、自分がなにをしなければいかないのかを考え、行動につなげることができます。いわゆる締切効果です。
これは副次的な効果ではありますが、人間の心理上、時間があれば無限に使ってしまうという法則もあるので、目標やゴールを決めた上で期間を区切ることは重要です。
これらの前提を踏まえた上で、自身の行動をふりかえる際にはどのようなことを考えばよいのでしょうか。
筆者のおすすめとしては、以下の問いをベースに、自分の中で複数回問いを繰り返すとよいと思います。
目標を達成について
- 目標を達成できたか
- 達成できた場合、何が要因になったのか
- より短いスパンで達成することもできたか
- 達成できなかった場合、なにが足りなかったのか
自身の活動は将来的なゴールに向けて
- 現在のペースで実現できるか
- 実現できる場合、よりよい方法やスピードを上げるために改善できることはあるか
- ゴールをに向けて新しくチャレンジできることはないか
- 実現できない場合、どのようにペースをあげればよいか
- ゴールを見直す必要があるか
- どのように改善すればゴールにつながるか
上記の問いを起点に考えることで、期間内における自身の活動の軌道を正すことができるだけでなく、次のアクションを考えることができます。
繰り返しにはなりますが、振り返りをする上で大切なことは、自分自身に嘘をつかずに目標やゴールを実現できいるか考えることです。
振り返りを通して、自分自身と対話しながら以下を考えることで、自分の行動を反省するだけでなく現在の状況や環境から抜け出す活路が見出せることがあります。
- 現状のままでよいのか
- マイナスの影響を生み出している活動はあるのか
- 新しく始めたほうがよいことがあるのか
筆者も仕事での成長を優先するあまり、プライベートな目標を蔑ろにしてしまったことがあります。
仕事はもちろん大切ですが、人生はそれだけではないということを改めて感じることができました。
結果として、仕事とプライベートを両面がプラスになる選択肢を考えるようになりました。
副作用として、やるべきことや目標にたいして努力する時間も増えましたが、充実した生活を過ごせるようになったことは非常によかったと感じています。
人生100年時代と言われる現代では、自分の進むべき道や選択を自分で決めていく必要があります。
目標に対する行動とその行動に対するふりかえりを行うことで、自分の目指すゴールに向けて軌道を修正することができます。
日々の生活において、目標に向かって行動できているかどうかわからないという方は、
行動の指針を見つける糸口として、ぜひふりかえりを始めてみていただけると嬉しく思います。
おわりに
本日はふりかえりの重要性についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
ふりかえりというと、堅苦しくめんどくさそうというイメージを持たれているかもしれないですが、絶対こうしなければいけないという決まりはありません。
ですので、あまり堅苦しく考えず、暇な時間に考えてみるくらいの気持ちで取り組んでみていただければと思います。
自分自身の人生をどうしたいか、どういった方向に進みたいのかは、自分にしかわかりません。
他者に指示されたり、強制されたりするものでもありません。
だからこそ、節目となりタイミングに自分の意志でふりかえりを行うことが重要です。
そうすることで、現在の自分の位置を再確認し、次の一歩をどうするか決めることができるようになると筆者は思います。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
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